古風でおしゃれな新しい名前~男の子編~vol.4
日本の伝統的な文化というと俳句や連歌、俳諧などが挙げられます。
俳句は五・七・五、連歌は五・七・五・七・七のリズムが特徴でそれぞれのリズムは異なるものの、それらの中に「季語」を入れることが重要なポイントとされています。
春を表したいときに単純に「春」を入れても良いですが、「暖か」や「蜃気楼」などの季語を入れて表したりします。
季語にはカタカナの言葉もありますが、今回は古風の中に新鮮でおしゃれな名前で人気が高い、季語の漢字を使った男の子の名前をいくつかご紹介していきます。
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●榛(しん)
「榛の花」と書いて「はしばみのはな」と読む春を表す季語から「榛」の文字だけを取り「しんくん」。
榛の花はカバノキ科で葉はギザギザの形をしている。
雄花はふわふわとした穂状になっており雌花の花柱は上向きにつきます。
群がり生えるという意味があることから生命力を感じさせてくれます。
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●皐月(さつき)
「さつき」というと女の子の名前?と思う方もいるかもしれませんが、最近では男の子にもつけられている名前です。
「皐月」は夏を表す季語になり、昔はこの時期に邪気を祓うための様々な行事が行われていました。
「皐」という漢字の「白」は白骨の頭を表し下の部分は4本足の獣の骸を表します。
これだけ聞くとあまり良い印象を持ちませんが、このことから白く輝くという意味を持ち、「月」と合わせることで光り輝く子になってほしいという願いが込められます。
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●秋晴(しゅうせい)
秋を表す季語「秋晴(あきばれ)」の読み方を変えて「しゅうせいくん」。
秋の晴れ渡る天気のことで、爽やかな印象を与える名前になります。
また「秋」は実りの季節でもあり、「晴れ」という麗らかな天気のイメージから元気で明るく晴れやかな子に育ってほしいという願いが込められます。
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●冬斗(ふゆと)
「冬北斗」は冬を表す季語になり、「ふゆほくと」と読みます。
ここから一文字取り「ふゆとくん」。冬北斗は名の通り冬の北斗七星のことで、柄杓の形をしています。
広大なイメージがあることから「斗」は男の子の名前でも人気がある漢字になっています。
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